ウイルスと細菌の違い
そもそもウイルスって何?
ウイルスはすんごく小さくて、電子顕微鏡じゃないと見えません。肉眼では見えません。
生物でも非生物でもなく中途半端野郎です。
形はどうなっているのかと言うと、蛋白質の外殻、内部に遺伝子だけで、中途半端野郎なんだけど、形は至ってシンプル!超簡単に言い過ぎると「まぁ~る書いてちょん」です。
外側の「まぁ~る」は多角球体、低多角の球体三角形です。
内側の「ちょん」は、核酸です。
自分の細胞がなく、栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動は行わず、他の細胞に入り込んで生きていきます。人間に例えると?、呼吸しません、エネルギー作りません、皮膚はタンパク質で骨も筋肉も内臓もありません、内側に核酸だけあり、髪の毛も爪も伸びません、ご飯、栄養摂取はひつようありません、排泄もありません。みたいな感じです。ちょっと自分もピンとこないのですが、生きてもいない死んでもいないとなると「なんなの?」ってなりました。なので非生命体で納得することにしました。
人間の細胞の中に入って宿主(しゅくしゅ)して、自分の複製を作って細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入ってウイルスは増殖していきます。
ウイルスは単独で生きていけません。自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できないので、他の生物を宿主(やどぬし)にして自分をコピーすることでのみ増殖します。
細菌も非常に小さくて肉眼で見えません。光学顕微鏡で見れます。
細胞は1個、自分で複製能力を持った微生物です。自力コピー野郎ですね。
なんとなくわかってもらえたかなと思うので、次!
ウイルス感染
感染経路としては、水平感染になります。
水平感染とは、感染源(人や物)から周囲に広がっていくもので、接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染、の4つに大きく分類することができます。
最初の3つはみなさんもご存じだと思います。では4つ目の聞き慣れない媒介物感染とは何なのかを説明しますと、汚染された水、食品、血液、昆虫、汚染された可能性のある日常用品などを介して感染することを言います。サルモネラ、カンピロバクター、ブドウ球菌などを細菌性の病原菌とする食中毒とかがそれですかね。
では、治せる薬は無いのかというと、抗ウイルス薬はまだ少数しか開発されていません。恐らく1年は最低でもかかるでしょう。ウイルスにもいろいろあるのですが、形だったり、大きさだったり、仕組みがそれぞれ違うので、この薬で治りますよってのがないんです。なのでまず、感染しないように予防を強く意識し実行するしか現状では術がないといってもいいでしょう。最近は「アビガン」とか「レムデシビル」などといった治療薬を使い著効をみせたなどと聞きますが、「アビガン」は富士フイルム富山化学が創製したインフルエンザ治療薬ですし「レムデシビル」に至ってはエボラ出血熱の治療薬なんで、副作用も気になるし信憑性がイマイチですね。でも、研究のほうは最終段階にあたる第3相臨床試験までいってるので早くても年末にはワクチン出して欲しいものです。
予防と対策
わたしたちが感染する病原体(細菌やウイルス)の多くは、まずはわたしたちの手に付着します。その手で鼻や口などに触れると、その病原体が体内に侵入し、感染が成立します。つまりもし、気づかぬうちに手に病原体が付いた場合、その手は病原体を持ち歩いていることになり、運んでしまっていることになるのです。意図せず危険なものを持ち歩き、意図せず他の誰かを感染させてしまい、またその人が持ち歩く負の連鎖がとめどなく続くのです。なのでしっかり予防の意識を高め、マスクをしたりウエットティッシュを持ち歩いたり、水道があったらこまめに手を洗ったり、公共の場での手の触れやすいところには気をつけたり、周囲に注意喚起などして予防対策を心掛けたいものです。
みんなの予防と意識を高めれば、きっと明るい未来を迎えられると願っています。