マスクの歴史
1879年 明治12年頃 日本で国産化されます。東京大学が設立された2年後だったんですね。関係ないですけど。笑
その当時、今で言う「ガーゼマスク」のことを「呼吸器」と呼ばれたのが原型と言われています。空気をろ過して使う仕組みだったそうです。
そしてさらに時代が流れて1910年代後半になると革製のマスクや高級品がステータスになっていく時代になっていきます。
そして1918年にスペイン風邪が流行し、マスクの普及の後押しをしたともいわれています。いつ頃から「マスク」と言われだしたかというと、その当時「マスクをかけぬ命知らず」という標語がのった資料のコピーがあり、1918年からパンデミックを起こした時のスペイン風邪のポスターだったといわれています。
当時の内務省集計で死者数38万人。今の価格で3000円以上という高級マスクを、繰り返し使ったといわれています。
そしてさらにさらに時は流れ1940年代 第2次世界大戦(WW2 1939~45年)で物資不足となり透けて見えるくらい薄いガーゼ製ばかりになったといわれています。
そしてまたまた時は流れ1980年代、スギ花粉症が社会問題化となり洗って繰り返し使うガーゼから不織布の使い捨てへと転換したのは80年代以降、花粉症対策でたくさんの人が使うようになってから。ガーゼだと花粉が繊維に目詰りしてマスクに花粉がつきっぱなしになるので便利な使い捨ての人気が高まったといわれています。
そしてついに2000年代!使い捨てが主流になり、常に清潔な状態を保てる今の形になったといわれています。2001年には不織布製のマスクが店頭販売されることとなったといわれています。これからのマスク進歩は加速し、2年後の2003年には重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行し、蛇腹のように広がるプリーツ型マスク「超立体型マスク」7枚入りが大ヒットし瞬く間に不織布製が主流になったといわれています。
なんで7枚入りなのかは、勘のいい方はお気づきだと思いますが、1週間で1日1枚使えますってことだそうです。
そして2009年に新型インフルエンザが流行し、WHO(世界保健機関)がパンデミック宣言したといわれています。同年6月には歌手のマイケル・ジャクソンさんが急逝されました。おそらくマイケル・ジャクソンさんも一度はマスクを付けたことがあるでしょう!
2011年代になると口元を大きなマスクで隠した、ものまねメークのざわちんさんがご活躍なさいました。この辺からマスクの用途が広がっていってファッショングッズとしても注目が集まりはじめました。
2016年代には「超快適なマスク」とか「悪臭を退散マスク」だったり、紫外線遮蔽率約90%「UVをカットマスク」、「小顔にみえるマスク」などといった美容マスクなる高機能マスクが相次いだ。
そして2020年の今、感染病 新型コロナウイルス(COVID-19)が私たち人類を脅かしています。そしてついにWHOがパンデミックを宣言しました。エピデミックでおさまっていれば宣言はなされていなかったであろう。もちろん予測不能で大規模感染なので対処がおいつかない。医療崩壊が起こりマスクも品薄、経済も低迷し品物の生産GDPも低下していく。失業者は溢れ出し生活を脅かされ犯罪率も上がるであろう。所謂コロナショックである。だがしかし、人類は幾度となく疫病を乗り越えてきた。きっと今回の流行病もあと何ヶ月かで終息すると願いたい。
マスクの材質
前項のマスクの歴史を古くから辿ると、「呼吸器」と呼ばれたものが最初で黒い布製といわれています。それから革製になり、ごわごわとした硬いメッシュ、ビロードそして金属製やセルロイド製まであったそうです。色はというと黒や茶、青などがあったらしく色が濃いのは繰り返し使うのに、汚れが目立たためだといわれています。
マスクの信憑性
0.1ミクロンのウイルスを99%以上カットできる3層か4層のマスクがあるそうです。ではコロナウイルスの大きさはどれくらいなのかというと、0.1μm程度の大きさらしいのですが、ピンと来ないので例をあげると毛髪の直径は80~100μmだそうなので非常に小さいのがわかります。
ちなみに1ミクロンは1μm(マイクロメートル)なので1ミクロン=1μmとなり0.001ミリメートル、1000ナノメートルとも等しいということになります。つまり同じです。
最初に言ったマスクは高性能のため高価で常に品切れだそうです。市販で販売しているものは4層ではないと思われるので、捕集効果に疑問が残ります。