
キャンプをしようと思うんだけど、
どんなテントがいいのかなぁ・・・。
今回はこんな疑問に答えていきます。
✔ 本記事の内容
- テントのしくみ
- テントの形と使用人数
- テントの寿命
一言でテントと言っても様々なものがあります。今回は自分にあったテントの見つけ方を解説していこうと思います。
テントの大きさ
まず最初に考えなければならないのが、使う場所やシチュエーションやテントの大きさ、つまり収容人数です。これを間違えるとテント内が窮屈になり、逆にストレスを持ち帰ることになるので、慎重に選んでいきましょう。
テントの種類は別記事の「キャンプに最低限必要なもの 3選」でも解説していますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
1人用
ソロキャンプや登山など、一人で使うため携帯性を考え、軽くコンパクトになるものがいいでしょう。1人用でも大きく分けて3種類に分かれます。
- シングルウォールテント
- ダブルウォールテント
- 非自立式テント
シングルウォールテント
自立式でフライシート(テントの設営時に、テント本体との間に通気・通風のための通気層をつくり重ねて張り、雨風の侵入を軽減するための防水処理された布地)をもたない、1枚構造のテントをシングルウォールテントといいます。軽量で設営、撤収が楽で密閉性が高く冬でも暖かい。
フライシートがもつ防水透湿性を本体生地に使用しているのが特徴。構造がシンプルなため簡単に収納でき、設営もしやすいなどのメリットがあります。
ただし、ダブルウォールタイプと比べると1枚構造のため条件によって室内が結露しやすく、前室が作れないので冬の雪や雨、靴についた土や水をテント内に持ち込んでしまうといったデメリットがあります。
また密閉性が高い為、通気性が良くなく、夏場の直射日光が当たるテント内は内部の気温が上昇しサウナ状態になるので注意が必要です。キャンプ初心者の方にはやや不向きです。登山向けテントなどに多く採用されているタイプです。
テント表面が乾いているのであればいいのですが、雨が降った時や朝露などで濡れると通気性が失われ、テント内部で結露を起こします。そうなるとテントの天井から水滴が垂れ落ちて寝袋や床が濡れてタオルで吹かなければならない事態に陥りますので、結露には十分注意しましょう。
ダブルウォールテント
自立式でインナーテント(テント本体)とフライシートの2重の壁があるから、ダブルウォールと呼ばれています。通気性はあるが、防水でない本体テント+防水シート(レインフライシート)の二重構造。
このテントはシングルウォールテントの真逆といってもいいくらいで、メリットは結露に強いのと前室があること、そしてデメリットは設営の手間とコンパクトさに欠けることです。
結露の水滴はテント内に落ちにくく、外側のフライシートの内面に付着します。シングルウォールテントよりやや重く設営もダブルウォールテントの方が時間がかかります。
前室があるためテントへの出入りがスムーズでこれが結構大事です。靴やちょっとした荷物なら、前室に置いていても問題ないです。
非自立式テント
張り綱(ガイライン)などで固定しないと形を維持できないテントのことを「非自立式テント」といいます。非自立式テントは上級者向けと言われているので、初心者のかたは自立式テントをおすすめします。
非自立式テントは自立式テントに比べて軽量でコンパクトですが、設営が難しく上級者の登山者がよく使うテントです。地形や立地条件、地盤などを考慮しペグ(掛け杭)やガイライン(固定ロープ)などを使って設営します。
張り綱が少しでもたるむと、テントの形が崩れ風によってバタバタと大きな音をたてて、自分や周りの人に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
いずれにしても、自分が使いたいと思ったテントを選ぶことをおすすめします。人それぞれ得意不得意があるので一概に非自立式テントが初心者には向いていないとは言い切れないのですが、比較的に初心者には向いていないというだけです。
2~3人用
どのテントでも言えることですが、テントを選ぶときに使用人数+1名のテントを選ぶことをおすすめします。そうすることで、スペースがゆったり取れて快適にアウトドアライフを楽しむことができます。
2~3人用テントでも1人で設営できるものもたくさんあります。ご夫婦やカップルなど寝る為だけなら2人用でもいいですが、テント内で使う荷物を必ずテント内入れるのでスペースに余裕を持たせた方がいいです。
2人でキャンプに出掛けて2人用のテントはマジで窮屈です。絶対にやめたほうがいいってレベルですので何回も言っておきます。笑
3~5人用
大型テントを買って良く聞くのが、中は広くて快適なのですが、設営と撤去が大変で使わなくなった。ということをよく聞きます。なので、テント設営をしたことがある人が2人以上いると、だいぶ印象が変わってきます。
2人以上と言っても、成人男性2人ではなく、女性や子供でもいいのでファミリーみんなで設営するのもキャンプの醍醐味なので、楽しく設営、急がす撤収を心掛けることが大事です。
最後の最後にストレスを持って帰るとキャンプが台無しになるので、キャンプでは何事もゆったり、のんびり、まったりの精神で行うことをおすすめします。
おわりに
今のテントは性能がすごくよくなっているので、長期間使い続けられるようになっています。なので、ご購入を検討されている方は、季節や使用人数などを考慮し、デザインより機能性を重視したほうがいいです。
テントの平均寿命は4,5年と言われていますが、10年以上使い続けている人はザラにいます。大事に使えばそれなりにテントも答えてくれます。安いものではないので、十分な検討をおすすめします。この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。