
ランタンが欲しいけど、
どうやって使うんだろう・・・。
今回はこんな疑問に答えていきます。
✔ 本記事の内容
- 各部の名称
- 仕組み
- 必要なもの
- 手順
1902年ドイツで産まれた伝統的なランタンメーカー「Feuerhand社」(フュアーハンド)の灯油ランタン。100年以上変わらないフォルムで、単純な作りながらも抜群の性能です。
雨風に強く、冬も使用でき一世紀以上に渡ってランタンを作り続けているという信頼性から、ドイツをはじめとする各国の軍用としても使われています。
今回はそんなハリケーンランタンの使い方をマスターしていきましょう。
各部の名称と役割
上の図がフュアハンドランタンの各部の名称になります。100年以上の歴史を持つこの伝統的なフォルムと、時間を経過しても変わらぬ威力を発揮する灯火が魅力的です。
キャリングハンドル | 運搬する際の取っ手となる部分。 |
トップリング | チムニーを持ち上げる為の取っ手部分。 |
インナーチムニー | 煙突のこと。熱と一酸化炭素を上から排気します。 |
チャンバー | 本体の取っ手に見えるかもしれませんが、これのなかで空気を吸気しています。 |
シリンダー / ハンドル | シリンダー/ハンドルをおろすとホヤガラスが上へと持ち上がり点火できます。 |
ホヤガラス | 雨や風から炎を守る仕切りガラス。 |
バーナー / ウィック(芯) | 火を着火させ燃焼させる芯。 |
火力調整ハンドル | 火の強弱を調節するつまみ。 |
注油口キャップ | 注ぎ口の蓋。 |
タンク | 液体燃料を入れるところ。 |
仕組み
「銀の船」より引用
この図を見てもらうと大変わかりやすいと思います。矢印は酸素の流れを示したものとなっていて、外側のチムニーから空気を取り入れチャンバーを通り燃焼しているバーナーへ酸素を送ります。
これを繰り返し長時間変わらぬ明るさを保ちます。
必要なもの
- ランタン
- オイル
ランタン
FEUERHAND(フュアーハンド) ランタン 276 モスグリーン12621がこちら。この色は後で説明しますが、汚れが目立たない点でおすすめしています。
ハリケーンランタンにも様々な種類があるので、好みの形があるとおもいますが個人的にはこの276の形が一番オーソドックスかなって思います。他の種類のランタンを載せている記事「キャンプで役立つ便利ツール」もありますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
オイル
オイルランタンで使用できる燃料は2種類。コスパ重視の燃料は灯油で、機能性重視ならパラフィンオイルがおすすめ。 灯油は独特の臭いと長く使っていくと「煤」(すす)が目立ちはじめ黒く汚れてきます。特に点火時にすごく「煤」(すす)が上がります。
お手入れが面倒で苦労することがあります。 そんな時は臭いや「煤」(すす)がほとんど出ない、パラフィンオイルも検討してみましょう。「煤」(すす)掃除が面倒という方は、ちょっと割高ですが断然こちらを選ぶことをおすすめします。
ただしパラフィンオイル1Lあたりの値段は、灯油1Lあたりの値段の約10倍で、明るさ的にも灯油のほうが明るいです。そのかわり臭いもなく手についても臭くないし、圧倒的に 「煤」(すす)が少ないのが利点です。
ちなみに灯油とパラフィンオイルは混ざってもそのまま使えます。
パラフィンオイル各種
ロゴス ( LOGOS )アロマ ランプオイル 500ml 83200001 キャンプ用品 ランタン
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ランタン用パラフィンオイル500ml(イエロー)M-9641
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)ランタン用 虫よけパラフィンオイル500ml M-5164
スター(STAR) アウトドア キャンプ ランタン用オイル スターパラフィンオイル 虫よけハーブ 1L 【日本製】 12775
STAR(スター) スターパラフィンオイル 2L (高純度石油系燃料) 7007
STAR(スター) パラフィンオイル 虫よけハーブ 2L 【日本製】 12877
これらのパラフィンオイルがありますので、お好みに合わせてお使いになることをおすすめします。
ちなみに「芯」が欲しいですって方はこちらからお求めください。
ランフィー 5/8 インチの平らな綿の芯15フィートのオイルランプおよびランタンの綿の芯 4.5 m の長さ
使い方
使い方の手順を、購入して手元にあると仮定して解りやすく説明していきます。
- ニヤつき
- にぎりチムニー
- ホヤばきゅん
- 芯ちょきちょき
- もどし
- タンクに燃料を入れます
- ドキドキ点火!
- ホッコリ消火
1. 箱から出して紙袋から取り出すとフォルムのかっこよさにちょっと感動します。笑
2. 注油口キャップが自分の方に向くように置き、もういっちょニヤつきましたら、本体を持ち上げるようにキャリングハンドルを上に持って行って、そのままの状態でトップリングに中指を通して握るようにチムニーを引き上げます。
3. そのまま握りチムニー状態のまま、もう片方の手でホヤガラスを自分から見て奥の方へ静かに倒します。
4. そして手を放し、芯の形を整えます。この時に買った状態だと、さきっちょがボサボサしているので、芯をまっすぐにハサミで切ってから両角を斜めに切ります。三角ではなく台形みたいな真ん中が平な感じです。こうすることによって炎の形が綺麗になります。短くて切りずらいので、火力調整ハンドルを時計回りに回して芯を引き出してから切るとやりやすいです。
5. 切り終わりましたら、火力調整ハンドルを反時計回りに回して、12㎜ほど出した状態でもう一度チムニーを上げて、ホヤガラスを起こして戻し、袋から出した元の状態にもどします。
6. 次に注油口キャップを外し、液体燃料を適当に入れます。溢れると困るので6分目くらいでいいです。この時、漏斗(じょうご・ろうと)が無いと確実にこぼします。小さめの100均に売ってます。無ければクリアファイルの角チョキで入れてもいいです。
7. その後10分くらい芯に燃料を滲み込ませたら、シリンダー/ハンドルを引っ掛かる溝のところまで手前に倒し、持ちあがったホヤガラスの隙間から芯にマッチかチャッカメーンで火を付けたら、シリンダー/ハンドルをゆっくり戻します。
8. 点灯したら、火力調整ハンドルで炎の大きさの調節確認をして終了です。消火は火力調整ハンドルを反時計回りに消えるまで回すだけでオッケーです。
以上で長ったらしい使い方の手順説明を終わります。炎が綺麗で見てるだけでホッコリします。アウトドアで使うともっと違ったハリケーンランタンが見られますので是非試して楽しいアウトドアライフを送ってみてはいかがでしょうか。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。