カレンダーの数字のところに小さく書いてある
漢字二文字ってなんなんだろう・・・。
今回はこんな疑問に答えていきます。
✔ 本記事の内容
- 先勝の読みと意味
- 先勝の日にやるといいこと
- 六曜(ろくよう)
先勝の読みと意味
暦上の日を6種類の吉凶日に分けたものを六曜と言い、先勝とはその六曜(ろくよう)の六つの内の最初の一つで、その日の物事の吉凶や、何かをするのに縁起の良い時間について定めているものです。
先勝の読み方
読み方は「せんしょう」、「せんかち」、「さきかち」、「さきがち」と読みますが、たいていは「せんしょう・さきがち」と読まれます。
先勝の意味
旧暦の元旦が先勝で、「先(さき)んずれば即(すなわ)ち勝つ」という意味で、午前中が「吉」で、午後のおよそ2時~6時までが「凶」とされています。
つまり、「思い立ったが吉日」だったり、「善は急げ」のタイムリミットあり的な考え方で、何かの事を午前中にやることによって幸せが訪れるとされています。
午後からは凶だけど、午前から動いて午後へまたいでしまうのは良いとされ、午後から何かをやることが良くないとされています。
先勝の日にやると縁起のいいこと 5選
- 勝負事
- 引っ越し
- お参り
- 宝くじ
- 財布の購入
万事を急ぐをよしとし、室町・戦国時代の武将の間で、開戦日の吉凶を 占うために用いられていたと言います。
神社への参拝やお祓い、祈願などをうけるときには午前中がいいとされています。そもそも神社へのお参りは午前中がいいので、合格祈願や安産祈願、商売繁盛などの祈願も午前中がいいでしょう。
その他にも、お宮参りや七五三なども午前中にやるといいでしょう。
宝くじは縁起を担ぐ意味で幸運が訪れますようにという願掛けで、実際には仏滅でも宝くじを当てている人はいます。
六曜(ろくよう)
暦注の一つで、冠婚葬祭などの儀式に結びついて使用され、影響力があり、暦の中でも有名な暦注の一つです。
六曜は先勝(せんしょう)、友引(ともびき)、先負(せんぷ)、仏滅(ぶつめつ)、赤口(しゃっこう)、大安(たいあん)の六種類があります。
起源
六曜は中国で発祥し、中国暦の陰陽五行説から生まれた考え方で、吉凶の判断基準を含んだ暦注のことで、中国より伝来したのは、室町時代に日本に伝わって変化したもののようです。
日本では14世紀に足利貴族の間で流行したのが始まりとされていて、その後、月火水木金土日の「七曜」(しちよう)が浸透し、混同を避けるため「六輝」(ろっき)とも呼ばれます。
世間が使い始めるようになったのは明治以後で、現在のように広く普及したのは昭和以降、太平洋戦争後といわれています。六曜は古いようで新しい習慣であるといえます。
意味
今でこそ日本では旧暦(六輝・六曜)は公的に管理されているものではありませんが、昔は吉凶を占うものでした。
六曜は占い的な要素が強く、暦中で主に日時の吉兆を示すものですが、最近のカレンダーなんかには大安どころか六曜自体書いていないカレンダーが多く見受けられます。
現代人にとっては科学的根拠もないですし、あまり意味のなさないものになっているのかもしれません。しかしながら、はるか昔からの言い伝えで続いていることなのでなにかしらの影響力があるものと思われます。
とはいえ人間とは弱い生き物で、なにかしらの心のよりどころがあると逆境にも耐えられるものです。目に見えない何かを信じたり、崇めたりすることで安心を得ていることだってあるのではないでしょうか。
いずれにせよ心が明るい未来に向けば信じてもいいのではないかと個人的には思いますし、世間的なマナーとしての知識として持ち合わせてたほうが無難な気もします。
信じるか信じないかはあなた次第。自分は元より大切な人の為に持っておく教養かなと個人的には思います。この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。