キャッシング
キャッシングとは簡単に言うと、小口融資です。基本的にクレジットカードやローンカードについてるキャッシング機能を使って、カード会社からCD(キャッシュ・ディスペンサー)やATM(オートマチック・テラー・マシーン)から現金を借りることです。
おそらく社会人であれば1枚は自分のクレジットカードを持っているとおもいます。現金がちょうど手元に持ち合わせてなく急に必要になったときには便利です。大手カード会社になれば、海外でも使えますし全国の銀行やコンビニ、郵便局のATMで利用できます。
金利
金利とは、お金を貸し借りする際に発生する費用を計算するための率(%)で元のお金に対する利子や利息の割合です。なので、できるだけ金利が低い業者を選ぶことが大切です。
金利の種類
日歩(ひぶ)、月利(げつり)、年利(ねんり)、の3種あり、これを間違えると思いのほか返済額が高かったなんてこともありますので注意が必要です。
- 日歩 現金100円に対する1日分の利息で表した利率。
- 月利 元金に対し1ヵ月を単位として定めた利息または利率。
- 年利 元金に対し1年間を単位として定めた利息または利率。
このように期間によって金利の定め方が違ってきます。また借入期間が長くなるにつれて金利が高くなるという特徴があります。なので短期借入は利息額を抑えられ、短期返済できるような計画で借り入れするのが一般的です。
金利上限
貸付け業者の金利の相場は、銀行系か消費者金融系かで若干異なりますが、金融機関が利用者にお金を貸す際の上限金利は「年率20%」と出資法及び利息制限法で定められています。これを超えた金利で貸付けした場合は刑事罰が課せられます。
金利の相場は銀行系で、約3~15%。消費者金融系で、約5~18%となっています。こうみると消費者金融系は高いなと見てとれますが、それぞれの金融機関の利用限度額ごとの金利について十分な比較を行うことが大切です。
また利息制限法では具体的な貸付金額に対する上限も以下のように定めています。
借入金 | 上限金利 |
10万円未満 | 20% |
100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
この上限を超えて貸付けしている業者は違法ですので注意が必要です。
金利計算
キャッシング会社のほとんどは、お金を貸すときに実際の金利を教えてくれますが、自分でだいたいの計算をできるようにしておくことも大事です。通常の利息額の計算は次の計算式で算出します。
利息額 = 元金額 × 金利(利息)× 借入期間
この計算式はあくまで簡易的なものなので、分割払いやリボルビング払いといった異なった借り入れの場合にはあてはまらず、それぞれの返済プランをシュミレーションしていくことになります。
この利息額を元金(借入金額)と一緒に返済していく形になります。基本的に利率を計算する場合は年利で、銀行では利率を基本的に年利で表示されています。金利は人によっても違って、契約者の信用情報などを元に金利を決定します。
利用限度額
キャッシング枠(限度額)の借入残高は、他社のキャッシングサービスとあわせて年収の3分の1までと賃金業法による総量規制によって決まっていますので、必ず希望の利用可能限度額が適用されるわけではありません。ただし、キャッシング枠を増やしてもらうお願いはできますが信用力が高くなければ増枠申請をしても断られる可能性もあります。
つまり、総量規制というのは簡単に例を挙げると、利用者から見たら年収300万円の人が100万円以上は借りれませんよってことです。もっというと、お金を貸す側が100万円以上貸し出してはだめですよってことでして、例でいうと限度額の上限が原則として100万円となります。
大抵のクレジットカードにはキャッシングも付帯していますので、いちど確認してみるのもいいかもですね。それでこの先不安という方は前もって増額申請などして準備しておくこともいいかもしれません。
ただし、これまでの返済実績や年収、社会的信用などの増額審査があり収入証明書が必要な場合もありますが、増額申請自体にはお金はかかりませんので、ガンガン問い合わせてもいいかと思います。
キャッシングやり方
キャッシングは提携金融機関や銀行などのATMや、提携会社のキャッシュディスペンサーで行うことができます。また多くのクレジットカードはコンビニのATMや携帯端末でもキャッシングのご利用が可能です。
なおATMはお金の引き出しや入金、通帳記帳など銀行の窓口同様のことができます。キャッシュディスペンサーは入金、通帳記帳がでずお引き出しのみの機械となっています。
提携金融機関のATMでのキャッシングは以下の手順で行えます。
- ATMの画面上のメニューから「お引き出し」を選択します。
- 「クレジットカード」を挿し込み口から入れます。
- 「暗証番号」を入力します。
- 「お借り入れ」を選択します。
- 返済方法を選択します。
- 「お借り入れ金額」を1万円単位で入力します。
- クレジットカード、ご利用明細、現金を受け取ります。
キャッシュディスペンサーでも操作方法はほぼ同じです。なお、ATM、キャッシュディスペンサー利用時には借入金額が1万円以下の場合は110円、1万円超えの場合は220円の手数料がかかります。
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注意点
入念な返済計画を練る
借り入れの前に十分な返済計画を立てるのはもちろんのこと、お金を借りることができたからといって安心してはいけません。完済するまでの意識を常に持ち、金利を取ってるとはいえ感謝の気持ちを持って運用するのを心掛けましょう。
その気持ちを持ち続けることが完済の近道だと私は思います。ご利用は計画的に。
返済日を必ず守る
返済日を一度でも滞納すると次回の返済日も守れなくなる確率が格段に上がります。返済額が低いほどその傾向がみられます。借り入れ金額が高くても安くても返済日を必ず守ることを心掛け、明るい未来を築きましょう。キャッシングをよく理解し運用すれば無理のない生活を送れることでしょう。
何事もゆとりをもって明るい未来生活を送れるように心がけたいものです。