日頃の母への感謝を込めて気持ちを伝える絶好のチャンス!男性なら特に自分の気持ちを言葉にして母へ直接伝えるのはなんだか恥ずかしいと思っている方、この時が良い機会だと思われます。
なかなか家族に面と向かって「ありがとう」とかの感謝の気持ちって伝えずらいですよね。なので自分もこういうイベントを使って伝えています。自分も子を授かり親になって今まで散々面倒みてもらったことに対する感謝を深く感じます。
そんな時にもってこいなのが、「母の日」です。プレゼントの中にメッセージカードを入れて、心にある感謝の気持ちを綴ってみてはいかがでしょうか。きっとお母さまは喜んでくれるとおもいます。たぶん自分だったら号泣です。笑
そんな自分の心の中の感謝の気持ちを伝えられる「母の日」について触れていきたいと思います。
母の日 由来
母の日の由来は世界各国諸説ありますが、一番有力と思われるのがアメリカ合衆国ウエストヴァージニア州ウェブスターの女性「アンナ・マリー・ジャーヴィス」(Anna Marie Jarvis)説です。
このアンナの、とある行動がこんにちの母の日を定着させたと言われています。社会活動家で独立戦争時代のコミュニティ組織者であった母「アン・マリー・ジャーヴィス」(Ann Marie Jarvis)が1905年5月9日に亡くなり、その3年後の1908年5月10日にアンナは生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだと働きかけ、亡き母を追悼するため、アンナの母が好きだった白いカーネーションを追悼式の祭壇に飾ったといわれています。
また母がご健在であれば赤いカーネーションを送るという習慣がここから生まれたといわれています。カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」、赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」、「熱烈な愛」、白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」、「尊敬」で、アンナはおそらくカーネーションの花言葉のことも知っていたのかもしれないですね。
ちなみにピンクのカーネーションの花言葉は「温かい心」、「感謝」、「気品や上品」などといった花言葉があります。誰かに送るときには花言葉を知ったうえでプレゼントするとよりいいかもしれませんね。
送る本数によってカーネーションの花言葉の意味が変わってくるといったことはありません。少し話はそれますがそれとは逆に、送る本数によって意味が変わってくるのが「バラ」です。1本のバラであれば「一目惚れ」、3本のバラであれば「愛しています」、6本のバラであれば「あなたに夢中です」などといったバラ特有の文化で意味合いが違ってきますので、バラを送るのであれば知っておいたほうがいいのではないでしょうか。
つまりカーネーションは本数によって意味が変わることはないので、自分に合った本数を日頃の感謝を込めてお母さんへ送ってはいかがでしょうか。
母の日 いつから
今年(2020年)の母の日は5月10日の日曜日です。いつからいつまでというのはなく、5月10日だけが母の日なので忘れないように前もって準備しておくのがいいかもしれませんね。
もしお母さまが鬼籍に入られていて、お墓にお供えするのであれば前述したように白いカーネーションが良いとされていますが、特に決まりはありませので、赤いカーネーションを用意してしまった場合でも気持ちがあるのですから問題ありません。
実際に母の日に墓苑へ訪れた際にまわりのお墓を見渡すと赤いカーネーションをお供えしているお墓も多く見受けられます。
つまり「無垢で深い愛」というのがお互いの心の中で通じ合えば問題ないと自分なりに解釈しています。だいじなのはいつまでも深い愛で心が繋がっているんだ、ということだと私はおもいます。
各国の母の日
どうやら各国様々で母の日の日付、期間、習慣が違うようです。そのへんをざっくり見てみましょう。
- 日本は毎年5月の第2日曜日で、母への感謝の気持ちを込めてカーネーションやメッセージカード、その他プレゼントを贈ります。
- アメリカの母の日(Mother’s Day)も日本と同じでお祝いする習慣が根付いていて毎年5月の第2日曜日です。またアメリカでは旦那さんから妻へ贈ったりするのも一般的だといわれています。なのでアメリカでは母の日になるとギフトカードの種類がたくさんあり、娘用、母用、祖母用などといった様々なギフトカードが販売されており売り上げもすごいそうです。
- カナダも日本と同じく毎年5月の第2日曜日で、メッセージカードや花、チョコレートや御馳走などを作ってお家で行ったりといろいろなスタイルがあります。他には母親とでかけてショッピングをしたりと様々です。やはりお店にはたくさんの種類のカードが販売されています。
- タイの母の日は8月12日の現国王の妻、シキリット王妃様の誕生日を母の日としています。贈る花は一般的に「ジャスミン」で、王妃がお生まれになった金曜日の色が水色と決められていて、こぞって水色の服を着るという習慣があるようで、お母さんや王妃様への感謝や尊敬の気持ちを捧げる日となっています。
- 韓国は毎年5月8日で、そもそも「母の日」(父の日)という記念日が存在しません。お父さんとお母さんを合わせて意味する「オボイナル」(両親の日)にならい「父の日」と「母の日」を同じ日に行い両親の感謝の気持ちを表します。贈る花で一般的なのは日本と同じくカーネーションで、街のいたるところで生花が売られています。
- オーストラリアの母の日は日本と同じく5月10日の日曜日で、オーストラリアでは一大イベントでたくさんの花売りが道路沿いに並ぶそうです。一般的に「菊の花」を贈るそうです。ちなみにオーストラリアには「こどもの日」はありません。
- トルコの母の日も日本と同じく5月10日の日曜日で、トルコは他の国と少し違っていて、子を持つ女性全てに「おめでとう」の言葉をかけます。贈り物は様々で特にこれといったものはないようです。
- ネパールの母の日は、4月末~5月上旬のうちの1日が母の日だそうです。贈る物は、ものすごく甘いお菓子、卵、果物などです。「母の日」というより「母の顔を見る日」という意識が高いようです。
- ルーマニアの母の日は3月8日で日本の母の日のそれとは違い、「女性の日」として根付いています。お母さんに、奥さんに、学校の女の先生に、同僚の女性に、同級生の女の子に、近所のおばあちゃんに花や小さなプレゼントを贈るそうです。起源はギリシャ神話の女神レアからきてるそうです。
- イタリアも日本と同じ第2日曜日の5月10日ですが、日本ほど大々的には行われず贈り物のルールなどは特にありませんが、「アザレアの花の鉢植え」が販売されてその収益の一部が、がん研究の為に使われるイベントが毎年行われています。イタリアはマンマを大切にする国というイメージでしたが意外です。
- イギリスの母の日は過ぎているので、2021年の母の日は3月14日の日曜日です。イギリスは日付の決め方がややこしく、イースター・サンデー(3月21日~4月24日の間)の2週間前の日曜日なのですが、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日が正しい母の日だそうです。もはや「の」が多すぎて訳がわかりません。贈り物はこどもたちが教会で貰った花を贈るそうです。はい次
- フランスは基本的には5月の最後の日曜日となっていますが、6月(第一日曜日)にずれこむこともあるそうです。「フェト・デ・メール」(母親の祭日)と呼ばれ、今年は6月7日の日曜日で特に贈り物の定番などはなく、お母さんが喜ぶものを贈るのが慣例だそうです。これは全国共通ですね。
世界各国様々な母への感謝の気持ちの伝え方を学びました。この記事が皆様の役に立てればなによりです。
みなさまは、母への感謝の気持ちをどう伝えますか?