大工がおすすめする電動工具3選

DIY

DIYも慣れてきたし、丈夫で高性能なプロ仕様の電動工具ってどんなのがいいのかな?

今回はこんな疑問に答えていきます。

 

本記事の内容

  • インパクトドライバ
  • 充電式丸ノコ
  • 卓上丸ノコ

 

プロが教える選りすぐりの電動工具を解説していきます。

インパクトドライバ

これはバッテリーが14.4V-3.0AhタイプでDIYでも十分なパワーを発揮してくれます。14.4V-3.0Ahっていうのが、

簡単に言うと「V」(ボルト)は「パワー」、「Ah」(アンペア)は電池の「連続作業時間」です。どちらも数字が大きくなればなるほど高性能になります。そのかわり充電にかかる時間も長くなります。もっと安いのもたくさんありますので、検討してから買ったほうがいいですね。

 

メーカー

自分が25年間いろいろ使ってきていいなと思ったメーカーは『マキタ』ですね。なにがいいかと言うと新作が他社より早めに発売することと、毎作ごとに軽量小型化してくれるところですね。カラーバリエーションも結構あり、デザインもダサくないんですよね。

 

それに電動工具の種類の豊富さと品質、量販店でも必ず置いてある電動工具有名ブランドです。大工で『マキタ』知らないって人いたら、そいつは大工ではないです。そもそも建築関係の人でもないですね。逆にそんな人に会って何のメーカーの電動工具使ってるのか聞きたいくらいレアです。

 

他のメーカーには『HITACHI koki』今は『Hi KOKI』(飛行機ではなくハイコーキ)になってるのかな知らんけど。いつもうちらは、電動工具の話になるとマキタか日立とかって言ってます。

 

その他は、『RYOBI』(リョービ)とか『Panasonic』、『BOSCH』(ボッシュ)、『HILTI』(ヒルティ)とかですね。パナソニックは電気屋さんが使っているのをよく見かけますね。

 

おそらく国内シェア順に書いてます。どのメーカーも一長一短で、この工具だったらあそこのメーカーがいいとかってあるんですけど、自分はほぼ『マキタ』です。他のメーカーが良くないわけではなく、自分に合ってるというか使いやすいと思ったものを使ったりしてますね。

 

個人的に見て『マキタ』のイメージは軽くてパワフルですね。大工にとって工具の重さってけっこう重要視するんですよね。長時間使うわけですから、軽くて小さく持ち運びも便利なものを選んでしまいます。

 

正直プロ仕様のものなので高価です。ただし丈夫ですし、壊れた時は修理のアフターもいいですし、なんならメーカーに壊れた部品だけ買って自分で直したりもします。調子に乗って直そうとして完全にぶっ壊したこともあります。笑

 

そうなると修理に出すしかなくなって、修理屋のおっちゃんに「どうやったらこうなるんだ?高けぇぞ!」っておこられたことがあります。結局高い修理代を払う羽目になりました。なので難しそうだったらおとなしく修理屋さんに出しましょう。

 

とりあえずインパクトドライバは個人的に『マキタ』推しです。ちなみに自分が今使っているのはこれ👇です。フルセットで本体、ケース、バッテリー、充電器が全部揃ったフルセットってやつです。

 


【makita】マキタ『充電式インパクトドライバ』TD171DRGX 青 18V 6.0Ah×2 インパクトドライバー 1週間保証【新品】b00t/N

 

 

 

 

 

道具を一通り揃えるのであれば、メーカーもある程度一緒にしたほうがいいです。なぜかというと同じメーカーの電動工具であればバッテリーが使いまわしボルトを合わせないと他の電動工具と合わないときがありますできるんです。

 

なので、どれかをフルセットで買うとだいたいバッテリーが2個付いてきます。そのうちの1個はインパクトドライバで使い、もう一つは丸ノコで使う、というようにできますので、いろんなメーカーのバッテリーをそれぞれ持ち歩くよりもメリットがあると思います。

 

種類

種類は基本的にうちらはボルトとアンペアを見ます。それがどのくらいの力でどれだけ長い時間継続してくれるかをみます。そして自分の場合はだれかが新作を買ったら、うまいこと言ってちょっとだけ貸してもらいます。それで自分が買うか決めます。笑

 

新作がでたらソッコーで買う人って必ずいるんで、そういう人と仲良しになるのです!そして「ありがとう」って言ってジョージア1本渡せばOKです。

 

 

 

インパクトドライバの詳しい種類と値段はこちらで見れます。

関連用品

もし充電式インパクトドライバを購入したら、「ビット」といわれる「先っちょ」が付属で入っていな場合があるので、別売りで購入しましょう

 

あとは工具が増えてバッテリー自体の個数が足りないよって場合は、バッテリーだけも売ってます。14.4V18Vと種類がありますので間違えないようにしてください。本格的にやらないのであれば2個で十分ですけどね。1個は使って、もう一つは付属品の充電器で充電しておいてって感じでいいです。充電が完了しても充電器に刺しっぱで経験上OKです。

丸ノコ

これは125タイプです、自分はこのシリーズの165タイプを使っています。この3ケタの数字は丸い刃(うちらはチップソーって言ってます)の刃外径が125㎜ってことです。なので125の本体を買ったら165の替刃ははいりません。径が大きくなると、切断深さも深くなります。

これは本体のみなので、最初にインパクトドライバをフルセットで買っていればバッテリーはいらないのでこれだけでいいです。これは18V仕様なので14.4Vの電池はディスクグラインダーで溝を削れば入りますが、やめたほうがいいです。長時間使用すると壊れます。また修理屋のおっちゃんにどやされます。笑

 

メーカー

『マキタ』、『HITACHI koki』今は『Hi KOKI』(飛行機ではなくハイコーキ)知らんけど、『RYOBI』(リョービ)、『Panasonic』あたりが有名どころですね。やはりバッテリーの汎用性とか性能をみて『マキタ』推しですね。他のメーカーのも使いましたけどやっぱり使ってて小ぶりで軽いイメージが体感できるんですよね。

 

量販店とかで購入するのであれば実機を触ったり、持ったり、振り回したり、いじくり倒して決めるのがいいと思います。

種類

種類もいろいろありまして、大まかに2つに分かれます。コードタイプとコードレスタイプです。個人的にコードレスタイプが断然おすすめです。たまーに電気を確保できない山奥の現場に行くときあるんですが、そのときにコードタイプだとコンセントがないので「ジェネレーター」(発電機)と携行缶にガソリンを入れて持っていかないといけなくなるので、コードレスタイプですね。

 

コードレスタイプだと山奥現場でも前の日に持ってるだけのバッテリーを満タン充電しておけばいいので便利です。山奥行かなくても普通に便利です。よく下を見ないでコードに足を引っかけて転ぶ人もいるし、単純に作業エリアが広くなります。

 

あとは刃外径が大まかに5種類あります。85㎜、125㎜、165㎜、185㎜、216㎜とあります。今の主流は165㎜ですね。昔、自分が弟子入りしたときは185㎜を使っていました。ボディも鉄板製ベースなので雨の日使うと軽く感電しますが、そのまま素手で使ってた記憶があります。体感的には「肩こり治るかも?」くらいの弱電です。※絶対に真似しないでください。肩こりも治りません。

今時のはベースがアルミで、ボディがプラッチックかなんか知らんけど、ビリビリこないようになってます。雨の日は外で使わないようにしましょう。

関連用品

丸ノコを使って真っすぐ切りたいときに役立つのが、うちらもよく使う「丸鋸定規」と「挽き割り定規」です。これらがあるとまっすぐ切断できますので仕上がりもきれいになります。その他にもたくさんあるんですが、最低この2つがあれば大抵のものが作れるようになるので、少しずつ増やしていくことをおすすめします。

卓上丸ノコ

自分はこれを使って仕事してます。昔に比べると性能は上がって、ボディが小さくて軽くなりました。技術の進歩ってすごいなって思います。正直言ってこれがなくてもDIYは普通にできるので、ご参考までに。

 

 

メーカー

見てのとおり『マキタ』でございます。他のメーカーは前述とほぼ同じく『HITACHI koki』今は『Hi KOKI』(飛行機ではなくハイコーキ)、『RYOBI』(リョービ)、『高儀』、『新興製作所』などです。

 

まだ他にもいくつかあるのですが、自分が知ってる範囲で書いてます。前述には無い最後の2メーカーは比較的手の届きやすい感じです。大きさの種類もけっこうあって、最小のやつですと1万円以下で買えたりもします。

 

仕事で毎日使わないのであれば、『新興製作所』さんのシンコー 卓上丸ノコ で良いかと思います。これにつけるノコ刃は185~190㎜となっています。自分の『マキタ』の卓上丸ノコの刃は、丸ノコと同じ刃外径の165㎜なので使いまわしがききます。どのメーカーの刃でも刃外径と内径が合えば使えます。

 

内径というのが、チップソーの真ん中に20㎜とかの穴があいていて、その穴にパッキンを入れてボルトで締めて使う感じですので、刃外径だけでなく内径も確認することをおすすめします。

 

それと丸ノコもそうなのですが、刃を取り付けるときに間違えやすいのが、刃の向きです。この刃の向きを間違えると切れることは切れるのですが、誰かにバレると恥ずかしいです(/ω\)刃の取付け向きは回転方向に刃を向けます。

 

ものすごく柔らかい物を切るときには、敢えて刃を逆向きに取り付けて使うときはありますが、めったにやりません。それをやるなら、専用の刃を買ったほうが仕上がりがいいからです。急ぎの時にしかやらない手段です。

用途

この電動工具は材料を同じ長さや角度を複数本切るときにとても便利です。90°、45°、22.5°など固定して同じ角度を綺麗に複数切ることが可能で、例えば椅子の足の4本の長さを正確に切るだとか、45°を2本切って直角に組み立てるときとかに使います。

 

主に「巾木」や「台輪」などの「入隅」や「出隅」などの「大留め」の「仕口」などを作るときに使います。

わけわからん。

  • 巾木(はばき):家の内装に使う部材。壁と床のぶつかるところに設置される建築部材。
  • 台輪(だいわ) :家の内装に使う部材。壁と天井のぶつかるところに設置される建築部材。
  • 入隅(いれすみ):2つの壁面が内向きに入りあってできる角の部分。
  • 出隅(ですみ):2つの壁面が外向きに出あってできる角の部分。
  • 大留め(おおどめ):45°に切った2つの材を互いにあわせて90°に組み合わせた工法。
  • 仕口(しくち):2つ以上の材を組み合わせた接合方法、または接合箇所。

 

最後に

昔はこれらを機械に頼らず、すべて手作業でやっていたと思うと、毎度ながら昔の職人さんを尊敬します。自分はこういった作業をやらせてもらえたのは弟子入りから4年後でした。それまでは材料運びと掃除、作業開始まえの支度、作業終了の後片付けでしたね。今思うとよく頑張ったなっておもいます。

 

今ある自分も師匠である父のおかげだと深く感銘をうけます。この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。

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