DIYでも使えそうなプロ仕様工具を紹介するよ!
今回は大工がおすすめする便利な工具を解説していきます。
✔ 本記事の内容
- エアーコンプレッサー
- フィニッシュネイラ
- ピンネイラ
これらの工具を使うと作業時間、仕上がりが格段にアップします。大工歴25年なので信憑性はあると思います。
エアーコンプレッサー
この機械は、タンク内に空気を圧縮して貯め、圧縮した空気を、ホースで繋げた空圧機器に供給する圧縮機(コンプレッサー)です。
建設現場でも小規模なリフォーム程度なら十分使えます。使用エア工具としては、フィニッシュネイラ、ピンネイラなどに使えます。そのほかにも自家用車のタイヤの空気圧調整やタイヤ交換などもエア工具を繋げれば可能です。
エアー工具でのタイヤ交換はハブボルトを痛める危険性もあるので、自分は六角レンチでやってます。何台も自分でやらなきゃだめで時間の無い時なんかはいいかと思います。
音もそんなにうるさくなく、軽いし小さいのが特徴で持ち運びも楽で使いやすくなっています。これがひとつあると、いろいろなエア工具に繋げて作業の幅が広がります。自分的にはひとつはあったほうがいいかなと思います。
メーカー
メーカーは上にある「SK11」のほか、「高儀」、「HiKOKI]、「MAX」、「マキタ」などです。右にいくにつれて高価で本格的になるので、自分の用途に合わせたコンプレッサーを選ぶとよいでしょう。5つのメーカーの内の後半の3つはガッツリ業務用メーカーでマジでよく大工さんが使うメーカーになっているので、90㎜の釘打ち機械の釘までなんなく打てます。
ですが容量が大きくなればなるほど、音もうるさく、大きくなり重くなります。自分は14階建てのマンションの現場の時に階段しか使えず、一気に1階から14階までコンプレッサーを運んだら、両足の裏のケツから下のかかとまでがしびれだして腰を捻挫して動けなくなりました。重い物を持つときは、こまめに休憩をしましょう。笑
容量
エアーコンプレッサーの種類の見分け方として、タンク容量があります。簡単に説明するとこの容量の数値が大きければ大きいほど力が強くなります。
上にあるのは「4L」で軽作業用でDIYなどでは重宝するのではないかとおもいます。自分は今まで見てきた中で一番大きいタンク容量は大容量「16L」ですね。
これはもうデカイし重いしうるさいんですが、複数人が同時に使ってもびくともしません。自分も持っていますが、何回も持ち運べば腰がぶっ壊れます。設置定位置を決めてエアホースでの範囲移動をおすすめします。笑
汎用性
これ一台でさまざまなエア工具に繋げて使うことができます。繋げるには「エアホース」が必要になるので、併せて買うことをおすすめします。エアホースはこちら ⇒ ⇒ ⇒ エアーホース ソフトタイプ 内径6.5x外径10mm 日本製
主なエア-工具は、「フィニッシュネイラ」、「ピンネイラ」、「エアーガン」、「エアー吹付ガン」、「洗浄ガン」、「エアーベルトサンダー」、「エアーグラインダー」などなど様々でまだまだあります。
「エアーガン」も良く使いますね。材料の上の細かなゴミをエアーで吹いてゴミを飛ばしたり、よくうちらがやるのが仕事が終わって自分の車に乗る前に、体全体に吹き付けてゴミを飛ばしたりとか。そしてみんなで吹きあいして綺麗になったらエアーを抜いて帰るというのが定例になってます。仕事に関係ないっていう。笑
これらのエアー工具を使うことによって作業時間の短縮、精度の向上、仕上がりの良さをあげることができます。
エアーガンはこちら ⇒ ⇒ ⇒ SK11 エアダスター ジャパンプレミアム 100mmノズル 無断階流量調整 SAD-101 日本製
フィニッシュネイラ
この工具は細い針のような釘を打ち出す機械になります。板の仮止めや本止めに使用します。この機械に入る針(フィニッシュネイル)の長さが決まっていて、このタイプはネイル長さが15㎜~50㎜になっています。ネイルもそれぞれの長さで販売しています。フィニッシュネイルはこちら ⇒ ⇒ ⇒ マックス フィニッシュネイル F50MO ライトベージュ
打ち込んだ後の釘頭が非常に小さく仕上がりをよくします。頭の大きさが「フィニッシュネイル」だと、1.9㎜で「スーパーフィニッシュネイル」になるともう少し小さく1.4㎜の2種類あり用途によって使い分けています。使用するときは「ゴーグル」をつけましょう。道具の解説記事は過去に掲載しているので興味のある方はそちらもご覧ください。大工がおすすめする【作業着】3選
薄い部材を止めるのであれば、「木工用ボンド」を併用して本止めが可能です。この機械に入る最長ネイル長さが50㎜なので、厚みがそれ以下の部材を止めるのに適しています。うちらが使うときは、たいてい「木工用ボンド」と併用します。
スーパーフィニッシュネイルはこちら ⇒ ⇒ ⇒ マックス(MAX) スーパーフィニッシュネイル SF50MO 白
メーカー
主な代表メーカー3選
- MAX
- マキタ
- HiKOKI(日立)
マックス株式会社は、インダストリアル(工業用)機器やオフィス機器、福祉機器などその他様々なの製品開発事業を行っている会社です。
自分の道具の中にもMAX製品はいくつかありますが、個人的な印象はとにかく丈夫で、修理部品が廃盤になるまで本体は壊れないです。長年かなりお世話になっています。建設関係に携わってる人間であればたいてい知っている超有名メーカーです。
このメーカーも超有名で、コードレス掃除機でもおなじみですね。自分も持っていますが軽くて使い勝手がいいです。自分の持ってる電動工具の中で一番多いメーカーです。自分のお気に入り愛用メーカーです。
コードレス掃除機はこちら ⇒ ⇒ ⇒ マキタ コードレス掃除機CL106 カプセル式 10.8V(バッテリ・充電器付 CL106FDSHW
こちらのメーカーも昔からある超有名メーカーです。今は「ハイコーキ」ですが昔の「日立工機」です。このメーカーは「コードレス工具」を主な軸として展開しているメーカーです。
大工にとってコードレスは作業効率からみていろんな手間が省けるのですごくいいです。個人的に外観がちょっと、ごついイメージですね。性能は他社に遜色なく自分も「ハイコーキ」のメーカーの電動工具はいくつかあります。
使い方
フィニッシュネイラは今でこそ安全装置が付いていますが、昔はトリガーを引いた瞬間にネイル(細い釘)が発射されるので、取扱には注意が必要でしたが、今は安全性が高くなりより使いやすくなっています。
瞬間的にネイルが発射されるので、材料を抑える手を離しよく狙ってから打つことを心掛けましょう。瞬間的に発射されるので、間違えても思いっきり刺さります。そして抜くのが大変なので極力ミスをしないようにしましょう。
自分もたまにやらかすんですが、ネイルが細いとはいえガッチリ結合します。基本は材料に垂直に狙って打ち付けて使いますが、たまに打ち付け付近に木の節があったり、斜めに打ち付けるとネイルが曲がって入り、仕上げ面からネイルの先端が飛び出すことがあるので、部材を抑える手を十分に離すか、先端側に手を置かないことです。
あとは発射口を人に向けないなどの最低限のことを守ればかなり便利な工具ですので興味のある方は使ってみてもいいかと思います。
ピンネイラ
これは「フィニッシュネイラ」よりさらに細いネイル(ピンネイル)になります。ネイル長さが12㎜~35㎜になっています。太さが0.6㎜でほんとに小さい針みたいです。こちらは薄い化粧部材などを止める時に使います。こちらも「木工用ボンド」と併用をおすすめします。
ピンネイルはこちら ⇒ ⇒ ⇒ マックス(MAX) ピンネイル P35F3 ライトベージュ
メーカー
代表的なメーカーは「MAX」、「マキタ」、「HiKOKI]などです。いつもながらのメーカーですが、これらのメーカーのものは間違いないです。あとは好みの問題です。重さ、握った感じ、トリガーの重さ、打ちやすさなどをうちらはみます。
人によっては重心が悪く軽すぎて、打ち込んだ時の反動が大きいからあわないだとか、グリップハンドルが自分の手のひらに合わずうまく狙えないとか、細かなことを言うとキリがないのですが、極力満足のいくメーカーのものを使いそれに慣れていく感じですね。
とはいえ、どのメーカーも使いやすい設計をしているので、たいていの人に馴染むつくりになっているので、極端にこだわっている方でなければ普通に使いやすいです。
利便性
どんなときに使うのかというと、本止めする前の仮止めや、後で取り外す可能性のある部材を止める時に使います。例えば、木ねじと同じくらいの太さの細かな部材を止める場合。木ネジの頭より細い部材を止める時などに役立ちます。
こういった細かい仕上げ部材などを止める時には重宝する工具です。自分は仕上げ化粧ベニヤなどを止める時にボンドと併用して使うことが多いです。最近では北海道 虻田郡 倶知安町の「ニセコ ハイアットニセコHANAZONO」ホテルの壁や天井、梁型などの練り付けベニヤ止めに使いました。
使い方
使い方は「フィニッシュネイラ」とほぼ同じですが、こちらのほうが釘頭もほぼ見えないので仕上げ材を止めるにはいいです。ただし最長ネイル長さが35㎜なので使いどころが限られてきます。
仕上げ面に打ちたいけど釘頭を露骨に見せたくないところ、木ネジ以外で止めたいところ、薄くて軽い部材を止める時などに適しています。
自分は人の目線の高さにあるものを止める時とかによく使いますね。基本は釘や木ネジを使わず施工するのが良いとされていますので、目につきやすいところは極力釘頭や仕口を見せたくはないですね。
なのでこの工具はそういった結合部分の釘やネジの見え掛りを最小限にしてくれるのでとても便利なので、興味のある方は使ってみるといいと思います。
最後に
これらの建設工具はDIYにも活用できるパワーツールです。使いこなせばもっと作業の幅が広がるとおもいます。良ければ今後の作業のお供に検討してみてはいかがでしょうか。この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。